PRESEPIO

今年もプレゼピオの季節がやってきました。プレゼピオとはヨーロッパのカトリック系の国でクリスマスになると、各教会の祭壇付近に飾られるキリスト降誕の場面を表現した伝統的な模型です。通常は、山や川、夜空や家並みなど、毎年何か月も前から少しずつ手作りで準備されます。地方によっては家庭内でも飾られたり、特別な趣向を凝らすことで有名な教会もあります。中には人間がその姿に扮して演劇を行うところもあります。

イタリア語ではプレゼピオ(PRESEPIO)、フランス語ではクレッシ(CRE CHE)、スペイン語ではナシミエント(NASCIMIENTO)と呼ばれています。 待降説(聖夜から4週間前の日曜日)か12月8日の聖母の祝日に入ると飾られ、翌年の1月6日には片づけられますが、『幼子イエス』は聖夜に初めて馬槽(まぶね)の中に『東方の三博士』は最後に登場します。

日伊学院では12月25日は冬休みに入っているので、みなさまにもご覧いただけるよう特例でラストシーンを飾りました。当校のプレゼピオはナポリ出身のAnna先生から寄付していただいたものです。BenitoやPizzaioloなどの登場人物はナポリ地方のもので、背景などもナポリ式に作成してくださいました。

素晴らしいクリスマスを迎えられますように!

055

カテゴリー 未分類

2015年12月24日

日伊学院